Windowsでスクリーンショットが行えるソフト「Snipping Tool」の魅力を紹介!

スマートフォンではよく使われることの多いスクリーンショット機能ですが、もちろんパソコンでもスクリーンショットを使うことができます。Windowsパソコンを使っているのであれば、標準装備の無料ソフトである「Snipping Tool」というものがとても便利なので、今回は「Snipping Tool」の使い方と魅力を紹介していきたいと思います。

Windowsには「Snipping Tool」という無料ソフトが使える

スクリーンショットをとるためにWindowsでは「Snipping Tool」という無料のソフトが標準で使えます。もし、現在使っているパソコンの中に「Snipping Tool」がない場合はMicrosoft Storeから入手することができるはずです。

「Snipping Tool」はスクリーンショットをするための最低限の機能が使える

「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像
「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像
ソフトを開くとこの画面が最初に表示される

無料で使える「Snipping Tool」。このソフトについて一言で特徴を伝えるとしたら、「スクリーンショットをするための最低限の機能が使える」という部分になると思います。

私もこのサイトもそうですが、スクリーンショットをとるときはこの「Snipping Tool」をよく使っています。

「Snipping Tool」は最低限の機能が使えると説明しましたが、その内訳はどういうものなのでしょうか?

スクリーンショットをとるためのモード設定

「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像 モードの項目を表示
「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像
モードの項目を表示

まず説明したいのはスクリーンショットを撮るためのモードが選択できるという点です。

選択できるモードは「自由形式」、「四角形」、「ウィンドウ」、「全画面」という4つです。

自由形式

「自由形式」というのはスクリーンショットをするための領域区画を自由に決めることができます。例えば、ハート形にスクリーンショットしたいのであれば、ハート形に描画選択すれば可能ですし、楕円形にスクリーンショットしたいのであれば楕円形に選択するということができます。実際のところ、「自由形式」という領域切り取りは使用頻度は多くありません。

四角形

「四角形」というのはその名の通り四角形のスクリーンショットが撮れるモードです。四角形ならばどんな大きさにも微調整できるので、サイトのスクリーンショットやサイトのヘッダーだけスクリーンショットしたいという場合などにも重宝するので、個人的には1番使用頻度の高いモードです。

ウィンドウ

「ウィンドウ」というのはウィンドウ単位でスクリーンショットできるモードです。アクティブウィンドウを選択すればその部分をドラッグして選択しなくても自動でウィンドウを認識してくれるので、こちらも「四角形」モードと同じくらいよく使うモードとなっています。

全画面

「全画面」というのは、画面に表示されている全部をスクリーンショットするためのモードです。たとえば、とあるサイトをスクリーンショットする場合、サイトが表示されたウィンドウだけスクリーンショットしたいのであれば、先述した「ウィンドウ」モードを使いますが、そうではなくウィンドウに加え、タスクバーも含んだまさに全画面のスクリーンショットがしたいのであればこの「全画面」モードが便利です。

スクリーンショットをするときの撮影時間を遅延させる機能

「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像 遅延の項目を表示
「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像 遅延の項目を表示

スクリーンショットを行うときに、ある部分の項目を表示させてからスクリーンショットしたいというケースがあります。また、サイトを例にするならば、ある部分をホバーさせてからスクリーンショットがしたいというケースもあります。そんな時に使えるのがこの「遅延」機能です。
「Snipping Tool」は待ち時間なしはもちろん、1秒~5秒までの遅延ができ、まさに最低限の機能を有しており便利です。

細かい設定ができるオプション設定

「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像 オプションの項目を表示
「Snipping Tool」をスクリーンショットした画像 オプションの項目を表示

Snipping Toolには選択した部分についていくつかのオプション設定ができるようになっています。「常に切り取り領域をクリップボードにコピーする」や「終了する前に切り取り領域を保存するかどうかを確認する」などの項目は痒い所に手が届くような機能で、親切で扱いやすい機能となっています。

「Snipping Tool」は最低限の機能を使えて、なおかつ動作の軽いソフトである

先ほど何度も「Snipping Tool」は最低限の機能を使えると表現してきましたが、それは私が「Snipping Tool」がスクリーンショットを行うソフトとしてほぼベストな機能を備えていると感じているからです。

別の記事で紹介している「スグレモ 撮画ツール 5」は「Snipping Tool」により多くの機能を含めたソフトなのですが、扱いやすさという面では「Snipping Tool」でも十分機能するという場面が多くあります。

その理由は「Snipping Tool」がかなり軽いソフトだからです。PCの性能が良いものであれば、ソフトの重さはさほど気にしないかもしれませんが、マシンパワーの貧弱なパソコンや、ブラウザのタブをたくさん開いてしまっているなどの状況では少しでもスクリーンショットを撮るための負荷を軽減させたいと思うものです。そんなときに「Snipping Tool」はまさにうってつけです。

しかしながら、「Snipping Tool」ではうまくいかないケースのスクリーンショット事例もあるため、そんなときには有料ソフトになってしまいますが、より高機能なソフトである「スグレモ 撮画ツール 5」やそのほかのソフトも検討して使ってみましょう。

私は実際に「スグレモ 撮画ツール 5」というスクリーンショットを撮るための有料ソフトを購入し、使うことがあるため、以下の記事でその使用感を紹介しているので、よかったら参考にしていただけたら幸いです。

参考

ここでは「Snipping Tool」を使う上で参考になりそうなマニュアルページを紹介しています。

Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする (Microsoft公式ページ)
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/snipping-tool-00246869-1843-655f-f220-97299b865f6b

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