ソースネクストというソフトウェア販売会社が発売している「ロゴット」というロゴ作成ソフトについてのレビューです。ここでは良いところと悪いところに分けてレビューを書いてみたいと思います。
「ロゴット」の良いところ
ロゴットの良いところは、手軽にロゴを作ることができるという点です。
このソフトを使ってロゴを作りたいという方は、個人のサイトやブログなどのロゴを作りたいという方が多いかと思います。そういった方にはこのロゴットというソフトを使えば実に手軽にそれなりのものが作ることができると思います。
ロゴットは型に当てはめたロゴを本当に手軽に作ることができます。ロゴにしたい画像のサイズを設定したり、テキストの文字情報、フォントの種類、パスの設定、立体化設定、質感などロゴに特化したさまざまな機能を使うことができます。
【画像】出力画像サイズの変更画面
【画像】作成ロゴの文字情報、フォント情報、大きさ、形状変更ができる画面
フォント変更やロゴの太字・斜体といったスタイルの変更、横書き・縦書き、フォントサイズ、文字間隔の設定ができます。
立体化のパターンは約30個ほどあり、好きなものを選び適用させ立体化実行をさせれば、さまざまな形状のロゴが作ることができます。
【画像】ロゴの質感設定ができる画面
金銀銅をはじめとする金属加工を施したような光沢も付与することができます。
色の設定も自由に設定できます。
【画像】ロゴットにおけるロゴ画像の出力形式を変更できる画面
出力形式はBMP、PNG、TIFFの3種類です。
ヘルプには29ページ分の説明があり、読めばだいたいの使い方がわかる
ロゴットの操作方法は特別マニュアルを読まなくてもなんとなくで利用方法がわかります。
しかしながら、中にはいまいちピンとこない操作方法もあります。たとえば、立体化の設定方法や、ライトパネルの設定など。ロゴットはたとえ直観で使っていて、操作方法がわからないという場合でも、ヘルプボタンを押せば、それなりに詳しい説明所が見られるので比較的親切なソフトだと考えます。
「ロゴット」の悪いところ
型に当てはめたロゴの作成は得意だが、もっとこだわって作ろうとすると扱いが難しい
ロゴットの悪いところは、型に当てはめたロゴを作るのは簡単で便利なのですが、それらから逸脱するようなちょっとこだわったロゴを作りたいとなると、このソフトではなかなか難しくなると思います。そういう意味でちょっとしたロゴを作るのであれば十分なのですが、少しでもこだわりを持って作りたいとなるとこのロゴットでは厳しいのなかという印象です。
ロゴットにも他の人が作るものと似たものにならないようにオリジナル要素を組み込める機能もあるのですが、そういう機能を作るにはそれこそセンスが必要になってくると思います。
たとえば、ロゴ上に自分の好きな画像を上から重ねるような表現を使うことができるのですが、この場合は必要となる任意の画像を自分で用意する必要があります。この機能を使えばたしかに簡単にこだわりのあるロゴを作成することができますが、ロゴ作成にこのロゴットというソフトを使って作成をしようとしているユーザにとっては少し難しい機能なのではないかと考えます。ロゴットはまさにロゴを作るのは本当に簡単だけどロゴットの中でこだわりを持って細部まで作りこもうとすると難しい!そんなソフトだと感じました。
ロゴット、ヘルプにおけるテキスチャを任意の画像に変更できることを解説する画面(p.13~)のスクリーンショット
ロゴ作成のソフトとしては結構作りこまれているなと思う反面、どこか中途半端なソフトのような気します。2005年から2006年ごろに開発されたソフトみたいなので、いまさらどうこう言えるほどのソフトではないと思いますが、お遊び程度だったら十分使えるソフトだと思います。
このサイトのロゴを作ってみた
デザインセンスのない私がロゴットを使って、ロゴを作ってみるとどうなるのかという例をお見せしたいと思います。
ロゴットで作った「アスパラガス日記」のロゴ画像
ロゴットで作った「アスパラガス日記」のロゴ情報とその立体化設定を変更する画面
ロゴットで作った「アスパラガス日記」のロゴの質感を変更する設定
まとめ
ソースネクストで販売されている「ロゴット」を購入するときには、あまり期待しすぎないほうがいいと思います。
しかしながら、手軽に簡単にロゴを作りたいという方にはとても良いソフトだと感じます。
やはりロゴ作成ソフトということもあって、個人ではそれほど使用頻度が高いソフトというわけではないと思うので、そのあたりとの兼ね合いになるのは間違いないと考えます。
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