大人がブランコに乗ることの倫理観。

正直このことについて素人の目線から意見することに非常に迷ったのだが、子どもたちが使う遊具の安全性のために、一個人の目線から書いて見ることにしました。

遊具の現状

近年では公園などで「遊具」が減っているというニュースを聞いたことがあります。その理由の一つには、遊具の安全性というものが関わっています。

NHKニュースでは、WEB特集として、危険な遊具の現状について書いた記事がありました。

“危険な遊具”1万基 なぜ?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191213/k10012214251000.html

現在上記のニュース記事は消去され閲覧できなくなっています。

この記事では、公園の遊具に関して、NHKが全国の自治体に独自調査した結果が詳しく報告されています。それによると、

NHKが取材した結果、重大な事故につながるおそれがあることがわかった後も、全国の公園で使われている「危険な遊具」が少なくともおよそ1万基あることがわかりました。

“危険な遊具”1万基 なぜ?

と書かれています。

遊具を使う子供たちが安全に利用できるようにするために早急に対策をする必要があるのは言うまでもないことです。

しかしながら、それらの遊具は、なかなか改善がされることはなく対策が講じられずそのまま使うというケースが多いようです。そのことに対し使用を続けている自治体は、NHKの取材に対し、以下の理由を挙げています。

「利用者の利便性を考慮した」:26自治体
「予算措置が困難」:21自治体
「どのように対応するか決まっていない」:5自治体
「使用禁止にする義務がない」:3自治体

“危険な遊具”1万基 なぜ?

子どもたちが公園の遊具を使って遊びけがをしたとなれば、本当にいたたまれないことだと感じるのですが、これらの理由を見ると子どもたちの遊び場のことは予算や利便性の観点から後回しにされている現状を想像してしまいます。

大人が遊具を使うことの倫理観

子どもたちが使う遊具が、危険なまま放置されているという現状についてさきほどは言及しましたが、大人が遊具を使うことの倫理観はどう問われるべきなのでしょうか?

遊具が設置されている場所は幼稚園や保育園、小学校、公園など様々ですが、小学校に遊具がある一方で中学校にないことを考えると、遊具を使うのは小学生までを対象としているように私はみています。

しかしながら、遊具を置いてある場所の中でも「公園」という場所は子供だろうが大人だろうがだれが利用してもよい場所となっています。公園と言っても大小種類は様々で、大人向けの健康遊具を備えた大きな公園もあれば、明らかに子ども向けのような遊具が置いてあるような小さな公園などもあります。

たとえば、それが子供向けの小さな公園だとしても、親子連れや子どもたちなどの利用者が特別いなければ、大人が公園を利用することもあって当然だと考えます。ベンチでお弁当を食べるもよし、カップルで敷地内で談笑してもよいと思います。

しかしながら、大人がそこで遊具を使うことは子供たちが使う遊具の安全面を守るという観点から許容できないと私は考えています。

ここでいう大人とは、遊具の安全面という観点から考えているので、小学生より上の年齢ということことを指しています。遊具を主に使うと考えられる小学生との体重差が小さければ中学生だろうが高校生だろうが構わないと考えられますし、大きければ使用を年齢による区切りなく控えるべきだと考えています。

要するに、子供向けの遊具が設置してある公園というのは、子どもたちが使用できることを優先さえすれば、中高生だろうが、大人だろうが誰でも使用できると考えています。しかしながら、そこでの遊具の使用は安全性の観点から、主に遊具を使うと考えられる小学生の体重を基準として考えなければならないと感じています。

宮迫博之さんのYouTube動画では…

冒頭で私がこのことについて迷ったと書いたのはこのことが関わっています。実は宮迫さんのYouTube動画のエンディングでは、宮迫さんと宮迫さんのカメラマンの方がブランコに乗った様子が映っています。以下少々長いですが経緯を書きます。

宮迫さんといえば、一時の騒動の後YouTubeチャンネルを開設し活動を続けていることを知っている人も多いと思います。最初は宮迫さんのYouTube参入を否定する人も多かったようですが、今ではYouTubeのチャンネル登録者は100万人を迫る勢いとなっています。個人的には宮迫さんが料理を作る動画や宮迫さんの奥さんが出る動画が好きでそういう動画を選り好み見ています。

私は嘘が嫌いなので、宮迫さんがテレビに出られなくなった行為そのものについては特別悪いことをしたという考えは持っていないのですが、虚偽の説明をしたことについてはあまり歓迎できることではないなと思っていました。しかし、会見をし泣いて謝る姿を見たときに、多くの方が言う演技臭さのようなものを私も感じたのは事実ですが、やったことからいえばしっかり謝れば許されるべきことだとも感じていました。ゆえに、宮迫さんはいつかテレビの舞台に戻れる日が来るだろうと考えています。ただ一方でYouTube開始時のように、宮迫さんを見たくないという方も一定数いるというのは想像できることです。

私は宮迫さんのYouTube動画を見ていて思うのは、宮迫さんは意外と悪い人ではないなということです。こう書くと私が以前宮迫さんを悪い人だと認識していたと思われるかもしれませんが、特別そういう意味はないです。宮迫さんをテレビで見ていたときのイメージというのは、やっぱりおもしろいとは思っていたのですが、積極的に番組を見るための要素となっていたかというとまったくそうではなかったです。ただ先輩や後輩など芸人仲間に慕われているイメージが強かったのですが、それを加味してもそこまでイメージの良い芸人さんとは思えなかったです。

なので宮迫さんがYouTubeに参入したと聞いたとき、わざわざ宮迫さんの動画を見ようとも思わなかったのです。しかし、何かのきっかけで動画を見たときに、宮迫さんの動画をたびたび見るように変わりました。そこでは、宮迫さんはカメラマンのつつみさんという方の借金を肩代わりしようとしていたりテレビでは怖いと語っていた奥さんと和ましく動画を撮影していたりとこれまでのイメージを変えさせられました。また、宮迫さんをテレビに復帰させようと動く有名YouTuberの存在などもあって、テレビCMに出たということを知ったときに、宮迫さんがテレビに戻れるなら早くそうあってほしいと思うようになりました。

ただ、今回この記事を書こうと思ったきっかけは、宮迫さんの動画のエンディングに宮迫さんとカメラマンの男性がブランコに乗っているシーンがあったことからです。私が記事自体に影響力は一切ありませんが、この記事を書くことが応援している宮迫さんの足を引っ張る指摘になるのではないかと正直迷いました。しかしながら、より大切なのは子どもたちが安全に遊具を使えることだと思い記事を今記事を書いています。

何が問題か?

先ほど紹介したように、全国には危険だとわかっているけれども改善がされていない遊具というのが数多くあります。もし、そんな遊具を小さな子どもたちではなく体重の重い大人たちが使ったとしたらどうなると思いますか?

もし老朽化した遊具や安全規格の古い遊具を大人が使ってしまったとしたら…

老朽化した遊具や安全規格の古い遊具を大人が使うことは、子どもたちが使う遊具をより傷める要因になってしまうのではないかと考えています。宮迫さんが使っていた遊具がどこのもので安全基準を満たしているのかということはまったくわかりませんが、動画のエンディングの中で使用していた遊具が宮迫さんの個人の私物でない限りは、あのようなブランコを宮迫さんが使うのは、安全面的に危険なのではないかと考えました。この辺りは個人の感覚により倫理観が変わると思うのでそれほど問題のある行為とはならないのかもしれません。

しかしながら、宮迫さんの動画には、宮迫さんと宮迫のカメラマンを務める男性の2人がブランコに座っており、お二方の体重を合計すると、子供2人が使う想定体重をはるかに超えています。ちなみに小学6年生の平均体重は文部科学省の学校保健統計によると約38kgほどです。映像から宮迫さんたち2人がブランコに座っても大丈夫な様子が映っているので、特別問題ない行為なのかもしれませんが、そのときは大丈夫であっても、長期的に見るとブランコを傷ませる行為をしている可能性もあると考えます。

ブランコから飛び降りる行為を大人がしてもよいのか?

動画では宮迫さんが笑顔でブランコを漕ぎ、勢いよく飛び降りポーズを決めるという様子が映し出されています。

しかしながら、スポーツ庁が出す『幼児期の運動に関する指導参考資料[ガイドブック]第1集』という資料には、ブランコでの事故事例と防止対策として、ブランコ事故を防ぐための子供への指導方法が紹介されています。そこにはこう書かれています。

ブランコ事故を防ぐために
子供への指導
遊びのルールを教える
・ブランコに乗るときは絶対に手を離さないようにする
ブランコからは飛び降りず、止まってからゆっくりと降りる
・動いているブランコには絶対に近づかない
・チェーンの隙間に指をはさまないように注意する
などの基本的なルールをしっかりと子供に教えましょう。

幼児期の運動に関する指導参考資料[ガイドブック]第1集 ブランコでの事故事例と防止対策 (PDF:596KB)

この資料は幼児期の運動に関する指導のためのものなので、幼児期の子供たちがブランコ事故を起こさないためのポイントが書いてあることになります。したがって、それを指導する側である大人は当然それらを順守しなければなりません。しかし、宮迫さんの動画での行為というのは、「ブランコからは飛び降りず、止まってからゆっくりと降りる」という項目に違反していると考えます。

また、「公園施設業の健全な発展と社会的地位の向上を図り、安全で快適かつ魅力ある公園施設を広く国民の利便に供する」という目的で活動している日本公園施設業協会の資料によると、ブランコでの飛び降り禁止についてイラスト付きで説明されています。

一般社団法人 日本公園施設業協会 仲良く遊ぼう安全に パンフレット/2020年3月 p.11 

さらに、同じハンドブックのおわりの文章には以下のように書かれています。

一般社団法人 日本公園施設業協会 仲良く遊ぼう安全に パンフレット/2020年3月 p.17 より引用
一般社団法人 日本公園施設業協会 仲良く遊ぼう安全に パンフレット/2020年3月 p.17 

公園施設の安全を提供しようと努める一般社団法人 日本公園施設業協会が言及する「大人は子供のお手本です!」という言葉は大変重いと思います。

宮迫さんは芸能人としても、そして、もはやYouTuberとしても知名度が高いので、そんな方が子どもに推奨しない行動をやっているというのは少し軽率であると考えています。

また、問題の行動は、宮迫さんの動画のエンディング映像として採用されているので、見られる回数が非常に多くなります。ブランコでの事故に限らず遊具での間違った使い方によって事故が増えるというのは容易に想像ができることです。したがって、宮迫さんの動画を見て、まねする子どもたちが増えないように、私は動画を再編集する必要があると考えています。幸いYouTubeでは投稿した動画をYouTube上で動画編集する簡易的機能を備えているので、やろうと思えばできることだと考えます。そして、できるだけ早くブランコでの映像を使用したエンディングは使わないことが必要だと思います。

現在宮迫さんのチャンネルのエンディング映像にブランコが映ったシーンはすでになくなっています。

宮迫さんはおそらくテレビ番組に戻る前の活動としてYouTube活動を行っていると思いますが、また炎上するようなことがあればそれが遠のいていく可能性が考えられます。ささいなことで炎上したとならば、それほど問題のないことだと思いますが、それが子どもの安全や死に直結するようなこととなれば、少なからずその行為の是非が問われると考えます。

たとえば、公園のブランコで子どもたちがけがをしたというニュースがあったときに、宮迫さんの動画を見て問題行動だとそのとき初めて気づく人が出てくるはずです。同じ出来事だったとして、社会問題として捉えられているときとそうではないときでは炎上の具合が大きく異なります。私は現在順調にYouTubeで成功を収めている宮迫さんがこういったことで障害となってしまうというのは非常にもったいないことだと考えています。

宮迫さんのYouTube動画の中でこのエンディングが使われるようになってからそれなりに時が経つので、私の指摘自体が見当違いなのかもしれませんが、やはり宮迫さんにはブランコの飛び降りの危険性を認識してほしいと考えています。

ただ私は私の意見自体が見当違いである可能性と、結果的に指摘がアンチ活動のように映ることが好ましくないので、直接言及することはしないで、ここでの言及に留めようと考えます。

動画
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この記事を書いた人
asparadiary
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