現在日向坂46として活躍しているアイドルグループの前身はけやき坂46、通称ひらがなけやきというグループでした。そんな「ひらがなけやき」時代のMVが期間限定でフルサイズ動画が公開されているということで、今回紹介してみたいと思います。
なぜ急にMVがフルサイズで公開された?
「ひらがな推し」Blu-ray 5タイトル発売&日向坂46デビュー2周年を記念して、けやき坂46時代の下記Music Videoを期間限定(~4月30日(金)18時まで)でフルサイズで公開しております。
ぜひご覧ください。
「ひらがな推し」Blu-ray 5タイトル発売&日向坂46デビュー2周年を記念して、けやき坂46時代のMusic Videoを期間限定フルサイズ公開!
公式サイトによると「ひらがな推し」という彼女たちの冠番組のBlu-ray発売と日向坂デビュー2周年を記念して公開されているということです。
日向坂46として改名してからまだ2年しか経っていないというのは現在の活躍を見ていると一ファンとして驚きがあります。
しかし、それはひらがなけやき時代の下積みがあってこその活躍と考えれば、それも納得できるものです。
フルサイズ公開されたMV
『誰よりも高く跳べ!』
ライブで盛り上がる筆頭の『誰よりも高く跳べ!』です。
この曲には個人的に特に好きなところがあって最後のほうの「金網の外~」というところがめちゃくちゃ好きで、今はグループを卒業してしまった柿崎芽実さんの歌声がビシビシあたる感じが本当に好きなんです!歌詞ももちろん好きですが、柿崎さんの声には強さがありほかのメンバーにはない魅力があります。柿崎さんが加わった誰跳べは本当に別格でした。今でも柿崎さんが早くに卒業してしまったことをすごくもったいないと思います。歌声の幅という意味で貴重な存在でした。
『僕たちは付き合っている』
ひらがなけやき1期生の曲。
先生に廊下で怒られていてなかなか曲が始まらないこの曲。
メンバーみんな初期ということもあって初々しさもありますが、意外と変わってなくも感じます。
センターには長濱ねるさん。今もセブンルールなどのテレビ番組で活躍していますね。
『それでも歩いてる』
ドラマ『Re:Mind』の主題歌として歌われた曲。
私はこのドラマ『Re:Mind』の頃にけやき坂46を知ったので、特に好きです!
アイドルの方がやっているドラマはこれまでに何種類か深夜にやっているものをちらっと見たことがあるのですが、どれもアイドルありきで話の内容がどれもおもしろくなさそうな印象でしたが、『Re:Mind』は率直に話の内容が引き込まれ回を重ねるごとに彼女たちの活動も応援するようになったという経緯がありました。
また同時に、このころのひらがなけやきは先輩である欅坂46の存在が大きく、素人目で見て冷遇されているかのような印象で、なぜこのような扱いになっているのか?と不思議に感じていました。
最初から欅坂46の誕生、そしてひらがなけやきの結成を見ているファンの方たちはその理由を受け入れられるのかもしれませんが、私が知ったときはすでに漢字欅もひらがなけやきもすでに存在していたので、その二つのグループの違いをうまく感じ取ることができませんでした。
こっちが優遇される、こっちが冷遇される。オーディションに合格したたった少しの時間の差がここまでの差を生むのというのはアイドルって難しいなと感じていたのを覚えています。小さな芸能事務所のアイドルグループだったら二つのグループを同時に売り込むのは難しいのはわかりますが、大きな事務所のアイドルグループでさえそれをすることが難しいのかと思うとアイドルを売り出すのは大変なんだなと感じましたね。
そう思うとセンターを固定気味にするというのも少し納得できます。
『イマニミテイロ』
みーぱんこと佐々木美玲さんセンターのこの曲。
佐々木美玲さんは個人的にダンスがきれいで癖が少なく周りをより生かすことができると感じています。
そのためセンター適正があるメンバーの一人だと私は考えています。
また、声質がよく歌も映えるのでその点もかなり好きです!
曲もその当時の彼女たちグループの意志や気概が感じられるメッセージ性のある曲でふとたまに聴きたくなる1曲です。ひらがな時代の曲は欅坂46というグループの傘に入っていたからか非常にメッセージ性のある曲が多く好きでした。日向坂46になってからもそういうメッセージ性のある曲というのはなくはないですけど、やはり少なくなり、曲として少し軽くよりポップになっている印象です。ただ今ではグループを応援するうちにそういう曲も好きになりよく聴くようになったのですが、この頃の曲はやはり良いですね!
『ハッピーオーラ』
センターは加藤史帆さん。
加藤史帆さんは個人的に日向坂46のメンバーの中で1番歌がうまいと思うメンバーです。
まず声質がよく、声の伸びや美しさがよく際立つ場面が多くあると考えています。
曲の歌いだしを任されている印象が私にはあり、それは音楽プロデューサーに歌が評価されている現れであると考えています。加藤史帆さんが曲の歌いだしを任されている曲に『沈黙した恋人よ』というものがあるのですが、私はとくにこの曲の加藤さんの歌声が好きです!
日向坂46のメンバーは歌がうまい人ばかりですが、加藤さんの歌声は日向坂というグループを作るうえで代えがきかないほど重要なピースだと私は感じています。
『君に話しておきたいこと』
小坂菜緒さんセンターの曲。
当時のMVの印象は、どこかのビルの駐車場で撮った少し安っぽい印象だったのですが、何度も見るうちに私は好きになりました!
小坂さんの印象はダンスが癖がなくきれいだといことです。これは先ほど紹介した佐々木美玲さんと同じようなポイントではあるのですが、二人のダンスはそのどちらにも違った良さがあるとも思います。また、同じように周りをよく映すという意味でセンターとして選ばれているのが納得できる印象です。表情も好きです。特に日向坂46の3枚目のシングルの『こんなに好きになっちゃっていいの?』の表現力が爆発した感じが特にいいなと思います。
シングルでは小坂さんが4枚連続センターとなっていますが、日向坂の明るい空気感を作っているのは、小坂さんではなく先輩の1期生や同期である2期生の明るさが影響していると感じます。小坂さんは性格的にどこか陰がある印象ですが、グループの明るさに引っ張られうまくセンターを演じきっているように見えます。素の自分とは違うグループの空気感ように感じますが、そんな中でもセンターとしてグループの顔として求められるものに応え続けているというのは本当にすごいことだと思います。
おわりに
日向坂46というグループは本当に良いグループだと私は感じています。
今ではたくさんのテレビ番組に出演できるまでになっていますが、グループの存在が見えづらいひらがなけやき時代はそんな機会にもなかなか恵まれずアイドルグループでありながら単独でのCD発売もできない期間があったのです。
日向坂には帰国子女のメンバーが何人かいて、私はこのグループが海外でライブをやる日がくることを期待して応援していました。しかし、世界は今や海外旅行すらはばかるような状況となり、今のメンバーでそのことが実現できる可能性は低くなってしまったと思います。
目標だった東京ドームライブも延期という形になり、グループとしては苦境に立たされているのかもしれませんが、そんな中でも明るく振る舞う姿が本当に尊いと私は感じます。
ひらがなけやき時代のMVには状況は違えども思うように活動できなかったグループの姿があると感じています。
悩みながらも前に進もうとする姿は何かを考えさせてくれます。
ひらがなけやき時代の曲はメッセージ性のある曲が多くあり、それらの曲を聴くことで、今の世の空気感、または、自分の気持ちを変える何かの手助けがあるかもしれません。
たとえば、『ハッピーオーラ』という曲には、
という部分があり、これまで自分の幸せを願った経験がほとんどない私にはとても意外な考え方でした。
『それでも歩いてる』では負けて怪我をしたとしても立ち上がり歩き続ける大切さを教えてくれます。
ひらがなけやきから日向坂46に改名するまで誰もメンバーがやめなかったのは自分たちグループの歌詞に支えられた効果もあったのではないかと考えます。
ひらがな時代の曲には様々な気づきと鼓舞を与えてくれるものが多いので、もしよかったらこの機会にけやき坂46の時代のMVをご覧になってみてはいかがでしょうか。
私もたくさん聴きたいと思います。
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